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長柄橋 |
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『日本後紀』嵯峨天皇の条にその名が出てくることから、812年(弘仁3)に初めて架設されたというのが定説となっている「長柄橋」。 |
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長柄の人柱伝説で知られる橋です。 |
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長柄橋は、架けても架けても流され、非常な難工事でした。 |
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それを知った土地の長者・巌氏が、「はかまに横つぎのある者を人柱にしよう」と提案。探してみると、言い出した巌氏のはかまに横つぎがあり、彼が人柱として川底に埋められ、長柄橋は完成しました。 |
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巌氏の一人娘・照日(てるひ)はそれ以来ショックから口がきけなくなり、嫁ぎましたが離縁されることに。夫に送られて実家に帰る途中、キジが鳴いたのを聞きつけた夫がそれを射止めました。 |
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これを見ていた照日は初めて口を開き、「ものいわじ 父は長柄の人柱 鳴かずばキジも射られざらまじ」と詠んだそうです。 |
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人柱伝説はこの橋が舞台ではないともいわれていますが、悲しい話です。 |
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現在の橋は1983年(昭和58)にできたもの。中央部がニールセンローゼ形式のアーチ橋です。 |
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