根本中堂 |
江戸最大の建造物とされた根本中堂は、現在の上野恩賜公園の中央噴水地に立っていましたが、1868年(慶応14)に彰義隊の兵火によって焼失してしまいました。 そのため1879年(明治12)、子院大慈院の跡地に天海僧正が住職を務めたことのある川越の喜多院から本地堂(1638年建造)が移築されました。 本尊は平安時代作といわれる薬師如来立像で、日光・月光菩薩を脇侍とする三尊形式(重要文化財)。秘仏のためお厨子の中に納められています。 |
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東照宮 |
1627年(寛永4)に藤堂高虎が屋敷に社を造営しましたが、3代将軍徳川家光はこの建物が気に入らず、再造営を命じ、1651年(慶安4)に完成したのが現在の東照宮です。 金箔を一面に使用した華麗な権現造りの社殿で、「金色堂」とも呼ばれています。 |
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唐門 |
唐破風造りの四脚門。日本に一つしかない金箔の唐門です。 扉には梅に亀甲の透彫、門柱に左甚五郎作の昇竜・降竜など、精緻な細工が施され、精巧を極めた門で、国宝に指定されています。 |
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時の鐘 |
松尾芭蕉の「花の雲 鐘は上野か 浅草か」の句でも有名な「時の鐘」。 1666年(寛文6)に鋳造され、その後、1787年(天明7)に鋳直されたのが現在の鐘です。現在も朝夕6時と正午の3回、変わらず鐘の音を響かせています。 |
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開山堂(輪王殿) |
輪王殿の開山堂には、慈眼大師天海と慈恵大師良源のふたりが祀られており、「両大師堂」とも呼ばれています。 祭神の良源は、子宝を授け、病魔・悪魔を退散させる法力・霊力の持ち主といわれ、厄除け、子授けの信仰を集めています。 |
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清水観音堂 |
1631年(寛永8)、慈眼大師天海大僧正が京都の清水寺を模して建立したもの。旧寛永寺の遺構の中で現存最古の建物です。 本尊は恵心僧都作といわれる千手観音菩薩像(毎年2月最初の午の日にのみ開帳される秘仏です)。また脇尊に子授け、子育てのご利益授けてくれることで有名な子育て観音が祀られています。 |
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五条天神社 |
日本武尊が東征の際、上野の忍岡で大巳貴命と少彦名命の薬祖神二柱に加護を頂いたことから、この地に両神をお祀りしたと伝えられています。 相殿に学問の神、菅原道真公が祀られていることから、学業成就、特に医学を目指す受験生に人気の神社です。 |
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不忍池弁天堂 |
琵琶湖の竹生島にならって不忍池に島を築き、お堂を建てたのが弁天堂のはじまり。 この時のお堂は1945年(昭和20)の戦火によって焼失し、現在の堂は1958年(昭和33)に再建されたものです。 不忍池弁天堂には、寿命増益や福徳円満を司り、日本では音楽・芸能の神さまとして信仰を集める弁天さまが祀られています。弁天さまのご神徳により、学業成就や芸事の上達、中でも音楽芸能関係にご利益があると信仰を集めています。 |
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